良し悪しは素直に認める
自国礼賛は悪いことなのでしょうか。
故郷の良いところに自信を持ち誇りに思うのは、むしろ素晴らしいことではないでしょうか。
だから祖国は偉いとか、他国はくだらないとか、そんなことを言い出したらそれは間違っています。
ですが、私達はこんなことが得意だとか、何を大切にしているとか、そういった良いと思えることを素直に良いと言えるのはとても健全ではないでしょうか。
もちろんどの国どの社会にも問題はあり、長所が短所を無かったことにしてくれることはあまりないでしょう。
ですから欠点は欠点として、やはり素直に認めることも大切です。
そして、そこから、どうすれば改善できるかを考える足掛かりにし、よりよい社会を目指せることでしょう。
ところが、ときどき自国を褒めることを嫌い、自分の故郷の悪いところを声高々に叫ぶ人がいますが、これは健全だとは思えません。
本当に自分の国が嫌いで嫌いで仕方がないのであれば、我慢できずに悪く言いたくなることもあるでしょう。そんな人はどこか別の国の人になって日本のことなど忘れたら良いでしょう。
ただ、流行りに対して間逆なことを言う自分に酔っているだけなら、それはとてもみっともないなと思います。
良いとこは良いと、悪いところは悪いと、素直に認めることがまずは大切です。
こんなことは国に限った話ではありませんけどね。